Tokyo Center for Laboratory Medicine

“生活習慣病”などの病気の予防には
臨床検査値を正しく知ることが、とても大切です。

NPO法人 東京臨床検査医学センター』は
講演などイベントを通じて一般の方を対象に
健診の検査結果の見方を、わかりやすく解説します。




 自分の体についての知識を持って日頃から気にかけていると、日常生活の中で健康上注意しなければならないことが見えてきます。

 臨床検査は体の中のいろいろな物質(例えばコレステロールなど)の値を提供しますので、健診のデータをよく理解することは自己健康管理をする上にとても大切です。

 臨床検査のデータに変化が見られた場合に、医師を訪ねるべきかどうか、治療を受けるべきかの判断のもとにもなります。



渡辺 清明
 現在の医療において臨床検査は患者の診断・治療および健康診断に不可欠です。人々に精度の高い、良質な臨床検査データを提供することは疾患の的確な予防および治療に非常に重要です。したがって、今後臨床検査を振興することは人々の健康維持や改善に必要です。

 一方、臨床検査医学は臨床検査を研究する学問体系であり、臨床検査を主に学術面から支援するものです。臨床検査および臨床検査医学の増進は国民医療に大きく貢献するものであり、今後これを支援することは社会にとって重要なことです。
 
 私は現在に至るまで、大学における臨床検査医学を基盤として内外での貢献を行ってきました。1965年以来現在まで約40年間慶應義塾大学医学部中央臨床検査部に勤務し、臨床検査医学の教員として、臨床検査の増進に努めてきました。とくにここ10年は慶應義塾大学医学部中央臨床検査部教授ならびに検査部長として活動を行ってきました。また、学会活動においては1999年より2003年まで日本臨床検査医学会の副会長、2004年からは同学会会長として全国的に臨床検査の振興に力を尽くしてきました。また、産官学で構成され臨床検査の標準化を目的としている日本臨床検査標準協議会の会長もここ4年にわたり務めてきました。

 臨床検査の標準化および精度管理の増進につきましては現在、東京都精度管理調査委員会の委員長を拝命し、都の臨床検査の精度向上にも一役かっています。また、厚生労働省の各種健診関連の委員会の委員としても臨床検査の専門家としての意見を述べてきました。さらに米国臨床検査標準協議会<NCCLS(現在CLSI)>の理事も務めており、国際的な臨床検査に関する情報交換にも寄与しています。

 今後、これらの臨床検査および臨床検査医学の社会的発展のために活動を続けていきたいと考えています。