NPO法人
東京臨床検査医学センター
平成17年10月17日(月)の朝日新聞朝刊に東京臨床検査医学センターの記事が出ました。新聞記事はこのように書いています。

「安心を届ける 医療はいま 第4部 3 健診の活用 治療へ導く方策探る」  (文:浅井文和)

 今春まで慶応大学医学部の教授だった渡辺清明さん(65)は退職してすぐ、NPO法人をつくった。同大学病院で中央臨床検査部を担当してきた経験から、検査の意味を市民に分かりやすく伝えたいと考えた。地域や職場の健診などで多くの人が様々な検査を受ける。血糖値が高いと糖尿病が疑われるといったことも説明される。なんで今さら?9月の日曜の朝。東京都目黒区の中目黒住区センターで、近所の人たち約50人を前に渡辺さんが講演を始めた。“異常があると言われても病院に行かない人、結構いるんですよ。『酒を飲むなと言われるのが嫌だから』ってね”都内の企業で週2回、診療していた。サングラスをかけて受診した人がいた。“目がみえなくなった”という。重い糖尿病だった。2年前の健診で血糖値が高かった。病院に行くように言ったのに、行っていなかった。血圧やコレステロール値が高い人に健康指導しようと電話しても“いまは忙しいので”とうるさがられた。そんなことを嫌というほど経験した。一方で“友人が肺がんで入院した。たばこをすっているので心配”と検査を希望する人もいた。

 渡辺さんは思った。“医者からだと押し付けがましく感じられ、分かっていても受診しない。身近な人が話すと素直に聞き入れられる”講演は2回目だった。血糖値など“ちょっとぐらい高くても”と思いたい検査値が解説された。病気は一般に、まだ症状に出ないうちに気づいて対処したり、症状が軽いうちに治療をしたりする方が治りやすい。そのためには、検査が大切になる。